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肩こりの記事一覧
こんにちは。手ごころ治療室院長の小田嶋です。
最近、利用者さんから、「肩甲骨はがしってなに?」、「実際にはがれるの?」とよく聞かれます。
肩甲骨って本当にはがれるのでしょうか。結論から言うと構造上、はがれません。
肩甲骨は鎖骨と関節しており、周りには17もの筋肉が付いています。
その中の前鋸筋という筋肉に着目してみましょう。
この筋肉は肩甲骨の内側の縁から始まり、そのまま肩甲骨の裏側を通り、胸の横あたりで終わります。
つまり、前鋸筋は肩甲骨の裏側と胴体をくつけています。
前鋸筋の付着のラインを見れば、肩甲骨ははがれないということがわかります。
肩甲骨はがしに関する本を読んでみました。
肩甲骨はがしとは、このガチガチに固まった筋肉を筋肉のこわばりからはがして、コリから解放すること。
そこで、なぜ肩甲骨はがしという言葉がつけられているのかを想像してみました。
肩や背中がこると、肩甲骨が動きにくくなってきますよね?
まるで肩甲骨が背中に貼り付いているかのように思えてきませんか?
その感覚が貼り付けるの対義語のはがすを使って表現されているのではないかと思われます。
品川区大崎にある当院でも、「肩甲骨のつまり、肩甲骨痛、肩甲骨が動かない」などをなんとかして欲しい、肩甲骨のストレッチを教えて欲しいなどのご要望を頂きます。
手ごころ治療室では、それらのお悩みに対して、まずは唯一360度動く肩関節の全ての稼動域をチェックします。
そして、横向きマッサージで首肩の筋肉をほぐした後、肩甲骨の指圧ストレッチング整体で動きを出していきます。
最後に、さらに肩甲骨が動くように、うつぶせ、仰向けでもロックを外す整体テクニックをほどこします。
いかがでしたでしょうか?
実際には肩甲骨がはがれるという現象はないということになりますが、肩甲骨がロックされていると、頭痛や眼精疲労、首肩こりなどが発生します。
それは、肩甲骨を動かす僧帽筋などの付着部が視神経の経路だったりするので、そこがつまってくると。。。
ですので、できるだけ毎日肩を動かしたり、ストレッチするように心がけましょう!
また次回は、肩甲骨のストレッチって具体的にどうすれば良いの?といったテーマで書きたいと思います。
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スマホネックってご存知ですか?
スマホやPCを使うときにうつむいたりする姿勢で、ストレートネックよりも頚椎が弓なりに後ろに湾曲してしまう状態で、背中で例えると「猫背」に該当します。
成人の頭の重さは約5キログラム以上あります。
無理なバランスで長時間頭を支えるには、首肩、背中の筋肉に過剰な負担がかかってきます。
首の角度と重さのバランスは、
0度=約5kg、60度=約27kgです。
ちなみに、自分で試してみたところ
・立ってスマホを見る時の角度 → 15°
・パソコンで作業を行う時 → 30°
・椅子に座ってスマホを行う時 → 45°
でした。
つまり. . .
・仕事で長時間パソコン作業をしているとき(首に2Lのペットボトルを9本乗せた状態)
・通勤時間や空いた時間に(首に2Lのペットボトルを6本乗せた状態)
嘘じゃないかと思うぐらいの重さが首にかかっているんですね . . .
そんなことを長時間すれば、誰であっても肩が凝ってしまいます。
また、頸椎には脊椎神経や血管が走っているので、負担がかかると周辺の筋肉や内臓の働きを悪くしてしまいます。
その結果、自律神経の働きにも影響を与えます。
対策として、
・1日にSNSやアプリをチェックする時間帯を決める。
・スマホ操作が終わった後は首・肩のストレッチ・肩甲骨を回す・深呼吸・などで一度リセットしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スマホネックになってしまうと、頭痛、肩こり、自律神経の乱れなどに大きく影響を与えます。
なるべく無意識に俯き姿勢で長時間のスマホ操作にならないように日ごろから心がけるようにしましょう!
そして、長時間のPC作業の後は、必ずストレッチなどをして予防するようにしましょう!
次回は、具体的に予防できるストレッチ方法をお伝えします。
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