-頭痛に対する鍼治療の効果 | 品川大崎 鍼灸マッサージ整体 手ごころ治療室
首の後ろの筋肉のコリが神経を締め付けやすいので、ここを鍼で緩めれば症状を改善することができます。
ツボでいうと天柱、風池、完骨に相当します。
ここを温めたり、指圧すればよいのですが、神経が通っているのは体表から3~4cm程の深さがあるので、その周辺の筋肉まではマッサージでは届きません。
鍼はコリ固まって緊張性頭痛の原因となっている所に直接アプローチできるので断然効果的です。
片頭痛にはトリプタンという良く効く薬があります。
鍼治療も手足のツボを治療すると、三叉神経の興奮を抑えて血管拡張を鎮めるといった薬と同様の効果があります。
東洋医学では、片頭痛の要因は頭部へ血液が過度に供給され手足の抹消循環が悪い状態が頭部を充血させていることが原因であるとされています。
鍼でツボを刺激し、頭部へ上がった血液を手足に誘導することにより症状改善を図ります。
鍼をする場所は緊張型頭痛同様に、首の後ろや横の部分です。
頭部・頸部への治療だけでなく、手足のツボ(経穴)を刺激し、頭部へ上がった血液を 手足に誘導することにより症状改善を図ります。
ツボでいうと天柱、風池、完骨がメインの治療点となります。
効果が悪いとコメカミにある側頭筋に鍼を打つこともあります。
痛みの原因は首ですが片頭痛が長期にわたるとコメカミの筋肉も緊張しますので、その緊張も緩和させないといけません。
鍼でツボを刺激することで、筋肉や血管の緊張を緩め、末梢循環を良い状態にします。
ツボの血流が良い状態は、細胞の代謝や免疫力も強化され、老化しにくい体質となります。十分に血液が供給されることで、筋肉の緊張が緩和し、痛みの原因となる乳酸やピルビン酸などの疼痛物質が運び出されるため痛みがなくなります。
最近では、ツボ刺激により脳内伝達物質である「β-エンドルフィン」が分泌されると考えられています。この物質は精神ストレスに強い効果があると考えられ、快適ホルモンとも言われています。β-エンドルフィンは、ナチュラル・キラー(自然免疫の主要因子)の働きも活発にする作用もあります。
緊張型頭痛と異なり、マッサージなどのリラクゼーションを受けたり、入浴するなどは症状を悪化させます。
その理由は血管を拡張させ、血液の流れを欲することで病気を治す方法だからです。
・風池(フウチ)
後頭部の真ん中にある2本の太く堅い筋肉が頭につながるところから、指1本分外側、後頭部の下ぎわのくぼみ
・太陽(タイヨウ)
こめかみのくぼみ。太陽から耳の上、耳の後ろにかけては片頭痛に効果のあるツボが集中しています。(完骨・天容など)
・肩井(ケンセイ)
肩の先端と首を前に曲げたときに出っ張る骨を結んだ線の中央にあります。
・外関(がいかん)
手首の背面の線から2本分上の所。(腕時計のあたる位置)
・臨泣(りんきゅう)
足の背面で4趾と5趾の間の関節をたどっていき、最も痛い所。
鍼治療は、近年増加傾向にある片頭痛と緊張性頭痛を合わせた混合型頭痛に効果があります。
緊張性頭痛の治療は血流を改善し、片頭痛の治療は血管拡張を鎮め血流を抑えるという全く逆の効果があります。鍼治療は、興奮している状態は鎮め、弱っている状態は活性化するという作用を持っているからです。
これが鍼治療の2面性で、自然治癒力の基である免疫と同様の働きをしています。
緊張性頭痛や片頭痛とあまり変わりません。
首の筋肉、特に頭に近い上部の筋緊張を緩和させます。
ツボでいうとやはり天柱・風池・完骨周囲です。
発症は主に片側ですので、鍼治療も患側に行います。
ただ、片頭痛と同様に緊張性頭痛と比べてしっかり本数を打つ必要があります。
頭痛は慢性化すると長期間の薬の服用で薬が効かなくなり頑固な頭痛になります。
そのような方にも鍼治療はとても効果的で即効性があります。
鍼治療は主に頭、頚、肩の周りの筋肉をほぐし頭への血行を正常にし、筋緊張緩和だけでなく心身のリラクゼーション効果も期待できます。
頭痛の多くは、頭部への血液が過度に供給され、逆に虚血状態になると頭痛が引き起こされやすくなります。ですので、頭部や頚部への直接的な治療とともに手足の末梢循環が悪い状態が原因と考えられることから、手足などの末梢のツボを刺激し頭部に過度な供給と虚血が繰り返される状態を手足など他への部位へ、誘導していき調整する事で治療をしていきます。
また、ストレスの減少、自然治癒力のアップは生きる力に繋がります。
仕事や勉強、日常生活に前向きになり、豊かになっていける状態を作ります。
といった方にこそ、受けていただきたい施術です。